クソ映画祭

来たる日に開催されるクソ映画祭の映画選定用の作品紹介

番外編 クソ映画探し

閑話休題

 

昨今のクソ映画界が不作過ぎて現在、クソ映画を超募集しています。

「ゆっくりクソ映画レビュー」の映画を追うのもアリなのですが、二番煎じではないものを追おうと考えると、K福のK学不作の今、何を手立てに探すか悩んでいます。

 

ここは流行りの VODだ!と勇んでhulu、netflixTSUTAYA プレミアムと手を出して探したのですが新たな畑と言えるほどの手応えはなく、現在TOHOシネマズのためにビデオパスにも加入中ですが、海外ドラマやいわゆるタイアップの一時的なシリーズものばかり。

安いクソみたいな作品でラインナップ本数を増やすぜ!という配信側の狡猾さをあえて全力で浴びに行ったのですが、地雷はあっても爆発せず。至って全体的にまともで、huluは本当にまともでした…。

Netflixは意識が高くオリジナルコンテンツでは自己的監督ピラミッド2段目にいるスザンネ・ビアまで登場。普通にそれはそれとして見たい流れに。

最も要求を満たしたのがTSUTAYAプレミアム。低予算のお色気邦画や、低予算の海外ビデオスルーなどが配信されています。ただし、少し前だったり、権利的に安く買ってそのままにしていないのか、入れ替えが頻繁に行われ、半永久的にクソ映画を楽しめない点が今ひとつ。

 

ナイジェリアとインドの低予算が気になるのですが、国内で鑑賞する方法はあるのか。

 

とにかく情報提供をお願いします。

それくらいクソ映画を欲しています。

 

 

 

 

仮面ライダー1号

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今回ご紹介するのは2016年に公開され、藤岡弘、が過ぎると皆が口々に叫んだと思われる「仮面ライダー1号」です。

この作品は初代仮面ライダーが、平成の仮面ライダー2人を引き連れ、ショッカーやその他の悪人を倒していく、シリーズ45周年の記念映画になります。

そのためなのかは一切わかりませんが、全て藤岡弘、を中心とした藤岡弘、のための藤岡弘、企画・製作・主演の映画です。

どのくらいの藤岡弘、純度なのかは是非お確かめください、と言いたくなるほどに作品を占めていて、藤岡弘、の授業に薪割りにデートも楽しめ、〆は訓示という徹底ぶり。

もはや近年、出てくるだけで異様な雰囲気を醸し出す俳優は少なくなっており畏敬の念を禁じ得ない濃度溢れる作品となっています。

一方でアシュラ男爵役には大杉漣さんが出演され、この2年後にお亡くなりになるとは思えないほど、対照的に真っ当な悪役を演じられています。

 

最後のバイクで走るシーンは笑みがこぼれること間違いなし。

おそらく子供達を置き去りにした本作こそ我々のためにあるのではないでしょうか。

 

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

子連れ狼 冥府魔道

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今回は大傑作「子連れ狼 地獄へ行くぞ大五郎」の前作にあたる「子連れ狼 冥府魔道」を紹介します。

 

最近、クソ映画界の畑が不作。原題が「WYBERN」で、ワイバーンが襲ってくる「ジュラシック・プレデター」のようなDVDスルーの吹替教材用の洋画もグッとくるものはなく、かと言ってK福のK学もただの布教と化し、仕方ないとばかりに棚から取り出したのが「子連れ狼 冥府魔道」です。

 

クソ映画祭ではベストと名高い「地獄へ行くぞ大五郎」はシリーズ6作目で、こちらは5作目にあたります。

 

いつも通り子連れ狼こと拝一刀と、その一子大五郎が超シリアスな顔をして、道中遭遇する刺客をばったばった斬っていく時代劇です。

6作目では改造乳母車のマシンガンさばきなどが見どころのひとつでしたが、今回は割とアクションの多い時代劇くらいだと…最初は感じていましたが、そこは子連れ狼。さすがとしか言えない水中での仕掛けに、雪山との対比とばかりの砂漠での大人数を相手にした殺陣は笑みがこぼれるばかりの出来。おいおい、とつっこまずにはいられない最高の展開が多々まっています。

 

やはり半端を許さないこの姿勢こそが、時折あらわれる超展開を趣き溢れる作品にしているのだな、とつくづく感じます。

 

シリーズを考えるとまだまだ楽しみが続く子連れ狼。懐かしさから、この後に「さくや妖怪伝」という怪作が90年代終わりにあったのだな、と思い出したりもします。

 

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

 

 

シックス・ストリング・サムライ

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今回は、何かいいのない?と聞いたところ友達からこれはどうだ、と借りていたのを、 今更引きづりだして見ました「シックス・ストリング・サムライ」です。先に言っておきますが、クソ映画の見た目をした頑張った作品です。

「マッドマックス」のような核が世界を滅ぼした的退廃した世界で、ロスト・ベガスと呼ばれる唯一の都市を統治していたキング"エルビス"が死に、新たな王を決めるためのギグに参加するため、世界各地からギターを鞘に刀を持ったロックンローラーが集まる、というお話。

要約しますと、北斗神拳の代わりがギターと刀、主人公はメガネにスーツ。自主映画であり、要素はてんこもり、登場人物は全員サイコ。

いわゆる"名乗り"の代わりにギターソロを決め、ネックにくくり付けた日本刀を抜いて戦う姿はなかなかに良いものがあります。

 

悪役のデスの砂漠超えなど、冷静に見ると結構異様なものがあるのですが、全編いたって真面目で設定と様相を除けば、真っ当な作品であると同時に、アクションは低予算ながら見れるだけの楽しさを感じました。

BGMもギターを中心としたもので、素人さはありますが、主張し過ぎずとても塩梅を心得たものでした。

 

正直クソ映画としての情熱はあるのですが、ひそかな人気があるのも頷ける自主映画の良さが光る作品です。ただ、一場面の画像だけを見たら「これは…!!」となってしまう絵面の強さはあります。

例えるならば「バス男」もとい「ナポレオン・ダイナマイト」のような作品です。

 

見た目だけで騙されてはいけないな、身の引き締まる映画でした。

 

いやぁ、映画って本当にいいものですね。

シャークネード ラスト・チェーンソー

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遂に終わりがきてしまいました。

嵐で鮫が降ってくる、という発見で一躍アルバトロスとアサイラムのスマッシュヒットとなったシャークネードシリーズも本作で完結となりました。

お疲れ様でした。


クソ映画として彗星の如く現れ、エクストリームミッションの冒頭は名画と言っても過言ではないほど、アクションコメディの全てが詰まっていました。


その後はSFに傾倒し、あまり代わり映えせず勢いは衰え、サメへの愛が失われていきますが今回、最後は劇場で見届けようと、見てきました。

 

最初に言っておきますが清々しいほどシリーズ初見者は放置。説明などありません。ただ自分も全シリーズ見てますがよくわからない事だらけです。

本作で最もグッときた趣きに溢れるシーンはシャークネードに巻き込まれたフィンと、サイボーグ化して頭だけになりサメにくわえられた状態のエイプリルとの、キスシーンです。もちろんその後爆発。

 

意味がわからないと思いますが、見れば割と普通に受け入れられます。

正直、やり過ぎでクソ度の情緒がなくなってしまった残念さはありますが、ここまでやり切ったその姿勢は感服です。

 

ありがとうシャークネード。

またいつか会おうシェパード一家。

懐かしの初期メンツも集まった大団円は完全な唐突さでよかった。

高速のエンドロールも。

 

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

スカイスクレイパー

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出張先で夜時間があったので、水戸で「スカイスクレイパー」を鑑賞しました。これが思いのほか良いクソ映画だったので、是非紹介せねば、と思い今回ご紹介させていただきます。

 

WWEスーパースター ザ・ロックことドゥエインジョンソン主演の本作は、過去に人質救出チームを率いていたものの、失敗により片脚を失くし義足となり、今は防災などの審査官を務めている主人公が、元々チームにいた知人の紹介で世界最大のタワーの査察とテストケースとして家族でのお泊りをし、引き渡し寸前のところでトラブルが起き火災が発生。取り残された家族を救うため、飛ぶ殴る走るを繰り返す映画です。

 

本作はあからさまにネタやフラグをばら撒き、後半回収していく、とても律儀な映画なのですが、数々のネタの回収と突然現れるその様がとても趣深い作品です。

あまり言ってしまうとネタバレになってしまうのですが、義足になった事も神からのギフト、ぐらいの義足大活躍な映画です。

また脚本のつくり自体が焦燥感を煽るため、考えることを放棄させている点も素晴らしい。

普通は考えてひらめくまでに時間を与えがちですが、こちらはそんな事一切お構いなし。敵に追われている、火の手がまわってしまう、という理由で躊躇をぶった切る潔さ。ジャンルとしての雑さを、雑なまま良しとできる粗さもまた魅力の一つです。

そんな作品なので、とにかくツッコミどころが多いのですが、いい意味で笑いに転換しきっています。

1例を挙げるとすれば「粘着テープ」。粘着テープがあればなんだってできる!と主人公自身が最大のアイテムだと語り、実際粘着テープが活躍します。ドウェインジョンソンが言う事で謎の説得力が加わり、それが醸しだす雰囲気はまさに最高です。

 

あくまで作品自体のクオリティが、と言うことではなく他の何にも気を使わない情熱的な姿勢の台本にクソ映画の本懐を見た、そんな作品になっています。

是非、劇場で、と言いたいところですが、午後ローも視野に待って楽しむのも一興の作品でした。

いやぁ、クソ映画っていいものですね。

鋼の錬金術師 (実写版)

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久々です。もう不定期という言葉すら生温いくらい更新していなくてすみません。クソ映画祭メンバーで見てきたのと、過去のメモが出てきたので投稿します。先に言っておきますが、こちらはクソ映画の皮を被った、単純に退屈な映画です。今まで挙げた作品とは違うのでご注意ください。

 

巷ではレビューで「ポップコーンが美味しかった」と書かれるくらいの映画との事で、実際にポップコーンを用意して見ました。


結論:(一般の人は)これは見ずに一生を終えてなんの問題もない。ポップコーン美味しかった。


言い過ぎかな?と思いつつもどう考えても見る必要性のが低いと思います。が、物好きな方や映画制作に関わられている方はもしかしたら必要悪とも言えるので勉強のために見る事を勧めたいです。それくらい「つまらない」を作り出すことに成功していると思いました。

さて、では何が問題か探っていきましょう。


まず「テンポが悪い」。

これ、よく言われるやつだな、とお思いでしょう。正直かったるい長さが続くんですよ。編集でカット割りをしない勇気はとても大事で、緊張感だったり、その後カットを短く切ったときに勢いがついたりで意味出たりするんですが、BGMで盛り上げ、表情でたっぷり見せる、若干の長回し感が映画全体に多々あるんですよ。これが1.2~5倍速してぇー!!って思うほど多い。

セリフ言ったら言いっ放しで表情アップとか要所だけでいいよ、もう…となる箇所が多過ぎ。そして意味ありげで効果が著しく低いリフレイン。いちいち感情の駄目押しを別キャラに言わせてしまうのも陳腐でした。そのためポップコーンがすすむすすむ。

それらをやってしまったであろう理由もちゃんとあって、原作があるからエピソード的に必須の説明に時間がかかるうえ、態度としては未見の人でもわかるように作ろうとした気配があって、そのせいか本来削ぎ落とすべき部分が大量に残り、お腹いっぱいかつ眠たい展開の羅列になってしまっています。セリフが長いのに話す速度は一定なので、そこも眠気の一因かな。音楽もゆっくりの情感モノが多めで、少し鈍さを助長していました。

展開も本来であれば主人公の心を折り、それから復活する。多少同じ展開であれ、まぁそうか、と思うのですが、あまりに回数が多いのとさっき見た?となりがちなくらい似ているので、飽きてしまう。そこが問題なんじゃないかと思うのです。


ただ、もちろん全部ダメだと言い切るのもどうかと思うので、いくつか良い点を拾うと、CGシーンへの諦めが思い浮かびます。冒頭はかなり頑張ったせいか、その後はちょくちょく小出しにしか錬金術しません。アクションもありません。話と移動ばかりです。真理の扉あたりは制作側の頑張りが見えますがそれくらいです。


さらに言うと原作を知らないと意味がわからない部分のほうが多いでしょう。ラスト(松雪泰子)は頑張ってましたが、グラトニーはなんか食べるキャラでしかないし、天才と言われるエドは冒頭の部分以外に特にそれを裏付ける要素がないどころかCGが大変なのとアクションが大変なので、アルと共にそういった部分でも見せ場がありません。

ディーンフジオカが「ドゥゥー!」と言いながら怪我して膝をつくシーンがツボにはまったメンバーもいましたが、それくらいしか見所はありません。

 

数々のクソ映画を鑑賞した我々が、今までは素晴らしいクソ映画だったんだね、としみじみしてしまうくらいの作品でした。結論としてクソ映画というのもどうか、となりました。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

 

追記:その後に見た貞子3Dでは一転、石原さとみに拍手喝采。色んなもののハードルを下げる効果は高い作品です。