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クソ映画祭

来たる日に開催されるクソ映画祭の映画選定用の作品紹介

DOA:デッド・オア・アライブ

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同一タイトルで皆さんご存知の三池崇史監督作の「デッド・オア・アライブ」もクソ映画として有名で、ラストの撃ち合いがエスカレートし地球爆発、完、もかなりのレベルにありますが、私のオススメはこちらの格闘ゲーム原作の「DOAデッド・オア・アライブ」です。
パッケージにケインコスギがいるだけでクソ映画としての安心感が違います。

お話はあって無いようなものですが、ある島に格闘家が集められ頂点を決める、というざっくりしたものにアメリカのB級らしいビーチバレーなどのオマケが盛り込まれています。
ただし、普通と違うのは安っぽさがとてもいい雰囲気を出していて、対戦するシチュエーションがその時々で違い、黒幕との闘いでは大仏の頭の前で代わる代わる攻撃を繰り出すといった状況になります。
何を言ってるんだ、と思うでしょうが事実です。流石にネタバレというか見てしまうとインパクトが薄れてしまうので、作中のテイストがよくわかる画像を貼ってみました。

証拠にこちらをどうぞ。
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どうでしょう、全力でツッコミをいれる事に一切の躊躇はないと思われます。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

シャークネード エクストリーム・ミッション

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一部の午後のロードショーマニアでは定番の「シャークネード」シリーズの3作目。
不勉強で申し訳ないのですが「シャークネード」「シャークネード2」は未見です。

このシリーズでは突如発生した竜巻に、これまた突如異常発生したサメの群れが巻き上げられ、空からサメが襲ってくるという、なんとも趣きのある設定のストーリー。
しかもサメは無尽蔵に湧いて出るかの如く、一向にその数が減らず、竜巻の中を元気いっぱいに泳いでいて凶暴性を増しています。
そんな天災にチェーンソーで立ち向かうのが主人公のシェパード率いる一家で、嫁は1or2で片手を失い、クソ映画御用達の仕込み腕には小型チェーンソーを装備し、サメに立ち向かいます。

冒頭はこれまでの対シャークネードの功績を讃えられ、ホワイトハウスで大統領に表彰されるのですが、もちろん竜巻と大量のサメが空から降ってきます。強風とサメでワシントン記念塔が折れ、それがホワイトハウスに突き刺さるというミラクルも起こりながら、銃とチェーンソーで薙ぎ倒し主人公は脱出。
ここまでがオープニングのシークエンスで、その後は米ユニバーサルスタジオにサメが、移動先にもサメが、最終的には宇宙にまでサメが襲ってきます。
この映画の特徴としては主人公以外が出てきて喋りアクションを起こすと上からサメが襲って死、という1セットのお家芸がテンポを格段に良くしていて見やすく、あまりにもサメが多過ぎるため空からサメが、しかもテキトーなCGにも関わらず不自然にすら思わなくなる中毒性まで備えています。

ツッコミをいれていく、というスタイルにはそぐわないかもしれませんが、評判通りの良クソ映画だと思います。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

人喰猪、公民館襲撃す!

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韓国発、UMAが地元の公民館(っていうか掘っ立て小屋)を襲うディザスタームービー。

こんな小さいとこを執拗に攻撃する猪の器の小ささもさる事ながら、頭を抱えたくなる程に間抜けな面々の一発ギャグ的なボケが多数待ち受けています。
冒頭では山の斜面を滑る→登る→滑るの繰り返しおバカさんが何の意味もなく登場し、怖さというよりコメディ色全開の作風となっております。

この映画、公開当時話題になったのは何故猪が突然変異し巨大化したのかという点。
放射能の影響を受け巨大化したという点はゴジラと同じですが、日本の原爆の所為で韓国に脅威が…という事にしたため、一部から反感を買ってしまいました。ですがマッドサイエンティスト集団のような描かれ方は趣きがあります。

正直CGに難はありますが年代として比較的新しい事に加え「シャークネード」や「ガッチャマン」「デビルマン」等の強者と並ぶとその出来の悪さは到底およぶレベルにはないです。

有名どころを一通りおさえ終わり、さぁ国際クソ映画祭を開催しよう、という事になればこちらの作品も候補に入れて然るべきでしょう。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

進撃の巨人 ATTACK OF TITAN

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2015年劇場公開作を代表するクソ映画がこちら。
ポスターの「戦わなければ、勝てない」はい、当たり前ですね。
あまりの酷さに劇場にて女性2人が上映後「…誘っちゃってゴメンね…」と言っていたのを聞き逃しませんでした(その前に座っていた男性2人は面白い!と言っていました)。

何が酷いと言われると、その存在が地に落ちてしまった映画評論家町山智浩による脚本、監督の物語としての繋ぎの雑さなど多岐に渡りますが、その中で推したいのは進撃の巨人に全く関心がなく単にホラー映画好きが脚本の仕事をもらってしまい、やったホラー映画が作れるぞ、オマージュを盛り込むんだという勘違いが生んだ惨劇という事です。原作を無視するのは寧ろ素晴らしいですが、中途半端に手をつけてはいけません。

その為か巨人の恐ろしさや対抗する人間のドラマよりも、どうやって人を殺すかに焦点が当たり、演出の多くがB級ホラー的で謎の色仕掛けシーンまで盛り込まれています。

オリジナル要素となる、ナルシストキャラ、シキシマを演じる長谷川博己さんのキザさと大袈裟さも趣きに満ちていて、とても良いですが全体に溢れる、整合性皆無の台詞の数々にはツッコミが止まらない事でしょう。

後編は内容のほとんどが巨人による戦いのシーンとなり、つっこめる要素が減り、只のつまらない大味な映画になってしまうので余程続きが気にならない限り前編で十分楽しめると思います。

シャイニングオマージュのシーンがあって…と言ってこじつけ過ぎだと批難されたのがこちら
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どうでしょう?ちなみにそれについて主演の三浦春馬がジャパンプレミアでこう答えています。
「ここでカミングアウトしたいと思います。監督に撮影前に「このDVD3本を観て、役作りに生かしてほしい」と言われて渡されたものがあって、それが「時計仕掛けのオレンジ」と「シャイニング」、そして「クロニクル」という映画だったんです。何回観ても「進撃の巨人」の世界観とマッチせず、理解できずに苦しかったです...。すみません、それをずっと黙っていました。ここで言います。素直になれなくてすみませんでした。」
いやいや、いい線いってると思いますよ。ただ、もっとやりきってクソ映画としての本懐を遂げて欲しかったとも言いたいところですが。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。


[番外篇]センチュリー21 CM

クソ映画祭開催にあたって、自分の好みなクソ演出とは何かを考えてみました。
これはいいクソだ、なんて最高のクソなんだ、と最近感動したのはこちら。


結局ケインコスギというハイパーウェポンをゾンビやサメ、ワニ、チアリーダーサイコパス、ヴァンパイア、狼人間、ニンジャ、改造人間、などの理論外の存在と同じように扱っていて、未知の存在が予想外の行動や言動をして、驚きとともにそんなのアリか!?というのが趣きなのかなと思いました。

というわけで、そんな要素にまみれ三池崇史が監督した「テラフォーマーズ」は今年かなり期待できる作品です。園子温版「リアル鬼ごっこ」でも活躍の篠田さんもご登場いただいてますし、謎の人物として、そもそも筋力以外は全て謎のケインコスギで間違いはないと確信があります。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

黒執事

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剛力彩芽水嶋ヒロによる実写化作品。
この2名の演技力が酷い、という事はなく上手とも言い難いですがキャラに合致する形で演じられ少しクドさはあるものの問題はなく、鑑賞時に圧倒的なインパクトを残したのは優香でした。

一言で言えば、優香の顔芸最高ー!な本作。
あまり言ってしまうとネタバレになってしまうのですが、冒頭依頼人として登場しバラ風呂まで披露し口調もわざとらしく、叔母様をステレオタイプに作り込まれた優香が、後半豹変します。全力で表情筋を使い感情を表すのですが、ここがなかなかに凄い。高圧的なものから悲観的なものまで、乱気流のように演じるサイコパスっぷりがクソ映画の観点で素晴らしい。
伊武雅刀による何時ものもまぁまぁ楽しめます。「セーラー服と機関銃 卒業」のように出てきただけで少し予想できてしまうのが残念ではありますが。
加えて、栗原類の演技の酷さは正直全く覚えていないレベルでの棒読みだったとおもわれますので笑いをとれる酷さを超えていたのではないかと。

色のついたイメージ映像による世界観は、B級映画と言っていいレベルですし、アクションも手放しで褒めるほどでないところも良いと思います。悪役の面々も使い古された邦ドラマの焼き増しです。

監督は「NANA」の大谷健太郎と、アニメ監督のさとうけいいちNANAと聞いて嫌な予感がしたあなた、だいたい正解です。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

ザ・キング・オブ・ファイターズ

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90年代格闘ゲームブームで、ストリートファイターシリーズと人気を二分する原作を元にした実写映画。
公開当時、上映館が少なかったためお台場で鑑賞したのですが、観客は男性オタク36名に1カップル。どう見ても彼氏の失策としか思えないセレクトと、酷いもの見たさに集まった猛者達という構図で、会場は「ドラゴンボールエヴォリューション」と同等、もしくはそれを超える原作無視によって笑いに包まれます。
スタッフロール後、速やかに消えたカップルがどうなったかは知りませんが、アップリンクで「ホーリーマウンテン」を見て帰っていったカップルと後ろ姿が重なりました。

この映画はもちろん原作を知っている方がツッコミ甲斐があるのですが、なくても大丈夫なほどに破綻しています。
その一端として、京という日本人男性が原作での主人公なのですが、俳優は白人です。しかし父親は日系の髭親父で原作を踏襲しています。母親の血だよね…と擁護できなくもないですが、過去回想で幼少時代を演じるのは日系の子供。おいおい大丈夫か、と思わざるを得ない内容に友達3人と鑑賞会をした結果、見て良かった、最高にクソで面白かった、とお褒めの言葉をいただきました。
演出面での訳の分からなさが、なんでー!?となることは保証できます。

原作経験者ばかりの吹き替え声優陣は、どうにか原作に寄せようとミーティングを開き努力したという逸話も泣けます。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。