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クソ映画祭

来たる日に開催されるクソ映画祭の映画選定用の作品紹介

ゴジラ FINAL WARS

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正直なところ、クソ映画と言っていいか微妙なラインですが、安心のケインコスギのセーフポーズの着地と日本刀を高ポイントとしましょう、紹介いたします。
ゴジラシリーズ最終章でありながら、ミュータントと宇宙人の闘いが半分以上を占める問題作がこの「ゴジラ FINAL WARS」です。

今までのゴジラといえば特撮。高い技術による模型や、爆破、演出力が評価されています。今やCG全盛期の昨今では古めかしいながらも、爆発の火の上がり方は特撮ならではと言える説得力を持っており、この作品でも見受けられ、そこはまともではあるのです。
この作品の大きなポイントは監督、北村龍平氏の存在でしょう。
北村龍平監督といえば「ルパン三世」が記憶に新しい、三池崇史に次ぐ「あ、やっぱり北村龍平だ」と言われるような特徴ある監督で、荒々しいアクションとコテコテの演出が持ち味だと私は思っています。その為か作品ごとで良し悪しが出るため、前述の「ルパン三世」を褒める方はほぼ皆無でしょうが、ハリウッドで制作した「NO ONE LIVES」は真っ当に面白かったと言えます。
そんな北村龍平監督がゴジラを与えられた結果、ちょっと変な作品になってしまったというのが、正直な感想です。
上層部の案から主役はTOKIOの山口、ヒロインは菊川怜というお世辞にもアクション経験豊富とは言い難い配役に、ゴードン大佐という常に日本刀帯刀のアメリカ人艦長、イカれた宇宙人北村一輝、そしてこちらのクソ映画祭ではある意味主力のケインコスギという、雑多なキャストを集結。VFX、ワイヤー多数のアクションをやらせる事で、怪獣を銃で倒すという偉業を達成する訳ですが、クソ映画祭的な趣きとしてはケインコスギがキレキレの手数の多いアクションを披露しながらも、なんとなく捌いてる相手役の実力が上に描かれるためか少々無理があるにも関わらず、一切手を抜かないコスギの能力の高さと、合わせる事を知らない筋力が良い塩梅でカオスさをもたらしています。また、素手で戦うゴードン大佐はあまり強くは見えませんが、日本刀を抜くと2秒で宇宙人を2人倒すという、日本刀最強演出は他のクソ映画にも通づる趣きを感じます。
無理矢理な水野美紀とゴードン大佐のラブ感のやっつけさ、そして伊武雅刀の「セーラー服と機関銃 卒業」「黒執事」などで見せるお決まりの死に様など、クソ映画として挙げる点は少なくないのですが、作品は単純に長く飽きがきてしまう事から、クソ映画祭作品群の中では割と選定基準ギリギリですので、コスギ度を上げ終わったら、こちらと「TEKKEN kazuya's revenge」を見る事をオススメします。あちらは謎スローの多用の度に笑えるようになってからです。

いやぁ、クソ映画って素敵ですね。