クソ映画祭

来たる日に開催されるクソ映画祭の映画選定用の作品紹介

鋼の錬金術師 (実写版)

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久々です。もう不定期という言葉すら生温いくらい更新していなくてすみません。クソ映画祭メンバーで見てきたのと、過去のメモが出てきたので投稿します。先に言っておきますが、こちらはクソ映画の皮を被った、単純に退屈な映画です。今まで挙げた作品とは違うのでご注意ください。

 

巷ではレビューで「ポップコーンが美味しかった」と書かれるくらいの映画との事で、実際にポップコーンを用意して見ました。


結論:(一般の人は)これは見ずに一生を終えてなんの問題もない。ポップコーン美味しかった。


言い過ぎかな?と思いつつもどう考えても見る必要性のが低いと思います。が、物好きな方や映画制作に関わられている方はもしかしたら必要悪とも言えるので勉強のために見る事を勧めたいです。それくらい「つまらない」を作り出すことに成功していると思いました。

さて、では何が問題か探っていきましょう。


まず「テンポが悪い」。

これ、よく言われるやつだな、とお思いでしょう。正直かったるい長さが続くんですよ。編集でカット割りをしない勇気はとても大事で、緊張感だったり、その後カットを短く切ったときに勢いがついたりで意味出たりするんですが、BGMで盛り上げ、表情でたっぷり見せる、若干の長回し感が映画全体に多々あるんですよ。これが1.2~5倍速してぇー!!って思うほど多い。

セリフ言ったら言いっ放しで表情アップとか要所だけでいいよ、もう…となる箇所が多過ぎ。そして意味ありげで効果が著しく低いリフレイン。いちいち感情の駄目押しを別キャラに言わせてしまうのも陳腐でした。そのためポップコーンがすすむすすむ。

それらをやってしまったであろう理由もちゃんとあって、原作があるからエピソード的に必須の説明に時間がかかるうえ、態度としては未見の人でもわかるように作ろうとした気配があって、そのせいか本来削ぎ落とすべき部分が大量に残り、お腹いっぱいかつ眠たい展開の羅列になってしまっています。セリフが長いのに話す速度は一定なので、そこも眠気の一因かな。音楽もゆっくりの情感モノが多めで、少し鈍さを助長していました。

展開も本来であれば主人公の心を折り、それから復活する。多少同じ展開であれ、まぁそうか、と思うのですが、あまりに回数が多いのとさっき見た?となりがちなくらい似ているので、飽きてしまう。そこが問題なんじゃないかと思うのです。


ただ、もちろん全部ダメだと言い切るのもどうかと思うので、いくつか良い点を拾うと、CGシーンへの諦めが思い浮かびます。冒頭はかなり頑張ったせいか、その後はちょくちょく小出しにしか錬金術しません。アクションもありません。話と移動ばかりです。真理の扉あたりは制作側の頑張りが見えますがそれくらいです。


さらに言うと原作を知らないと意味がわからない部分のほうが多いでしょう。ラスト(松雪泰子)は頑張ってましたが、グラトニーはなんか食べるキャラでしかないし、天才と言われるエドは冒頭の部分以外に特にそれを裏付ける要素がないどころかCGが大変なのとアクションが大変なので、アルと共にそういった部分でも見せ場がありません。

ディーンフジオカが「ドゥゥー!」と言いながら怪我して膝をつくシーンがツボにはまったメンバーもいましたが、それくらいしか見所はありません。

 

数々のクソ映画を鑑賞した我々が、今までは素晴らしいクソ映画だったんだね、としみじみしてしまうくらいの作品でした。結論としてクソ映画というのもどうか、となりました。

いやぁ、クソ映画って素晴らしいですね。

 

追記:その後に見た貞子3Dでは一転、石原さとみに拍手喝采。色んなもののハードルを下げる効果は高い作品です。