クソ映画祭

来たる日に開催されるクソ映画祭の映画選定用の作品紹介

スカイスクレイパー

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出張先で夜時間があったので、水戸で「スカイスクレイパー」を鑑賞しました。これが思いのほか良いクソ映画だったので、是非紹介せねば、と思い今回ご紹介させていただきます。

 

WWEスーパースター ザ・ロックことドゥエインジョンソン主演の本作は、過去に人質救出チームを率いていたものの、失敗により片脚を失くし義足となり、今は防災などの審査官を務めている主人公が、元々チームにいた知人の紹介で世界最大のタワーの査察とテストケースとして家族でのお泊りをし、引き渡し寸前のところでトラブルが起き火災が発生。取り残された家族を救うため、飛ぶ殴る走るを繰り返す映画です。

 

本作はあからさまにネタやフラグをばら撒き、後半回収していく、とても律儀な映画なのですが、数々のネタの回収と突然現れるその様がとても趣深い作品です。

あまり言ってしまうとネタバレになってしまうのですが、義足になった事も神からのギフト、ぐらいの義足大活躍な映画です。

また脚本のつくり自体が焦燥感を煽るため、考えることを放棄させている点も素晴らしい。

普通は考えてひらめくまでに時間を与えがちですが、こちらはそんな事一切お構いなし。敵に追われている、火の手がまわってしまう、という理由で躊躇をぶった切る潔さ。ジャンルとしての雑さを、雑なまま良しとできる粗さもまた魅力の一つです。

そんな作品なので、とにかくツッコミどころが多いのですが、いい意味で笑いに転換しきっています。

1例を挙げるとすれば「粘着テープ」。粘着テープがあればなんだってできる!と主人公自身が最大のアイテムだと語り、実際粘着テープが活躍します。ドウェインジョンソンが言う事で謎の説得力が加わり、それが醸しだす雰囲気はまさに最高です。

 

あくまで作品自体のクオリティが、と言うことではなく他の何にも気を使わない情熱的な姿勢の台本にクソ映画の本懐を見た、そんな作品になっています。

是非、劇場で、と言いたいところですが、午後ローも視野に待って楽しむのも一興の作品でした。

いやぁ、クソ映画っていいものですね。